構造計算が必要な理由1

2020.11.20

はじめまして。

建築科を卒業し、まだまだ勉強中の濵邉 麻帆(はまべ まほ)です。

よろしくお願いします。


構造計算が必要な理由(7つのポイント)について壁量計算と比較しながら、

何回かにわけて説明していきます。

その前に、壁量計算と許容応力度計算について計算方法が異なるため説明しますね。

壁量計算は間取りの横軸、縦軸で耐力壁の量が十分かどうかチェックします。(水平力)

許容応力度計算は、地震及び暴風の水平力に対して、建物が十分に耐えられるかどうか、柱や梁が様々な荷重に対してもつかどうかを計算します。 (水平力+鉛直力)

では、本題に入ります。

◆まずは「ポイント①」 鉛直荷重 についてです!

壁量計算での場合

重さに関することは屋根が重いか軽いかのみで一棟一棟算出しません。

長期荷重の規定はなく短期的な荷重のみの計算なんです。

積雪荷重は考慮されないんですっ(;´・ω・)


許容応力度計算での場合

瓦・屋根・雪 / 人・家具・床 / 重力 / 建物 

などなど・・・

あらゆる荷重を算出します(^^)/


◆次に「ポイント②」地震荷重 「ポイント③」風荷重です!

壁量計算での場合(地震&風)

1. 地震に対して必要壁量を簡易計算します。

   床面積×基準法で定める係数=必要壁量(m)

2. 暴風に対して必要壁量を簡易計算します。

   壁面積×基準法で定める係数=必要壁量(m)

3. 1と2をもとに、つり合いよく耐力壁を配置する設計となります。


驚くことに…構造計算の判断は、

設計者に委ねられているのです ( ゚Д゚)


許容応力度計算での場合(地震&風)

地震地震・風圧を算定して、鉛直構面(耐力)・水平構面()を構造計算します。

地震力・風圧力≦建物の保有する水平耐力(耐力壁・床) となるよう計算します。

地震力は建物の重さに、風圧力は建物の高さに 比例します。



壁量計算と許容応力度計算では同じ耐震等級3でも

計算自体が、全然違うんです!!!


そのため、手間のかかる許容応力度計算をして耐力壁が多くなるのであれば、簡易計算で建築基準法ギリギリの耐力壁量で済ませようと思っている人が多くいるのが現実です。

(私も入社してから学びました・・・・・)

許容応力度計算で、見た目だけではなく中身もしっかり計算された立派な建物にしませんか?


本日はこの辺で失礼いたします。

次回は、応力度・剛性率チェック についてお話したいと思います。