風荷重の見つけ面積 1.35mについて

2020.09.05

風荷重イラスト

 構造設計部の宮岡です
 今回は見つけ面積に使う、1.35mについてお話しいたします 。

 

 風荷重の見付面積は、床から1.35m以上の部分の面積と規定されています。
これは法律が規定された時期の階高2.7mを根拠に、床から1.35mまでの見付面積で負担する風圧力は、耐力壁に伝わらず柱や間柱を通して下階や土台に伝わるという考えからです。(2.7/2 = 1.35)

 

 これは、木造四号建物や品確法の性能表示で使用されています。
一方、許容応力度設計では、これとは若干異なった見付面積の取り方を行っています。

つまり見付面積の取り方は、必要壁量計算用では床高+1.35m、許容応力度計算では階高の1/2より上の面積となっています。

 

※耐力壁に加わる風圧力による層せん断力は、階の見付面積の上半分である。このため、階高の1/2より上の見付面積と表現することも考えたが、大屋根の場合も考慮し、また在来木造や枠組壁工法の一般的な階高が2.7m程度であるため、わかりやすく適用に誤りがない床面から1.35mという表現にした。なお、階高の大きな住宅が増えているが、この場合でも安全側の規定になっている。(建築基準法の耐震・構造規定と構造力学、p110、石山佑二)