建築の基礎 版築について!!

2019.12.10

コラム第2弾

絵:穂積和夫

版築って知ってますか? 
法隆寺に行かれた方は知っていると思いますが、法隆寺のような建物は非常に重いために柱の下には大きな礎石が必要で、それを受ける頑丈な地盤が必要です。昔は金堂を建てる敷地では表土をとり地山を出しその上に版築という中国の伝統方法で基壇を築いてきました。実際に10cm程度の厚さに地山と同じ粘土質の土を突き固めて重ねていく方法なんです。
ここで面白い話は、つき固めるのは女性の力で十分であり、背丈ほどの細い棒をもって女性達がおしゃべりしながらついたそうです。
男性ではダメなんです。
なぜでしょうか?
その答えは、男性の強い力でつくより女性の力でつく方が粘土の中の空気が徐々に抜けることで土がよく固まるのです。男性の力では土を破壊してしまうということだと思います。基礎下の砕石も盛り土もそうですが最適な締固めが大切なのです。
家を守るにはまずは地盤からです。
ちなみに奈良の大仏を置く地盤も版築で築かれてます。

建築のHPなのに地盤ばかりですがご容赦くださいm(__)m
建築のコラムは他メンバーが投稿しますのでご期待ください!!
(参考資料 西岡常一、宮上茂隆・著/穂積和夫・絵『法隆寺』草思社刊)

担当:構造設計部 By 宮原